KINGのタマゴのその後を追跡!

前衛的ドラマー・jimanicaが世界へ飛躍!KINGのタマゴSpecial Interview

以前、WEB KINGにて取材したドラマー・jimanica氏が、
さる10月に開催された野外フェス「渚」へ出演するとの情報が。
渚といえば、毎年春と秋に開かれる人気フェスティバル。
しかも今年は東京だけでなく大阪でも開催され、秋フェスの一つとして定着しつつあるフェスだ。

そんな場所へ出演するjimanica氏へ、KING取材のその後を伺うべくインタビューを敢行。
着実に活躍の場を広げているかと思いきや、
彼の活躍は日本を飛び出してワールドワイドにまでなっていた!

前回取材させて頂いたその後の活動はいかがですか?

「『知恵の輪』というバンドのほかに、
『d.v.d』と『jimanica×ametsub』というユニットで活動しています」

知恵の輪はストレートなバンド形態ですが、
『d.v.d』と『jimanica×ametsub』はどんなユニットなんですか?

「『d.v.d』はドラム2基と映像で構成されているユニットです。ドラムにセンサーを取りつけていて、その打感にコンピュータが反応して、スクリーンに絵が描かれたり、ピンポンゲームをしたりという、ドラムをインターフェイス代わりにして、リアルタイムに映像を創り出していくライブをやっています。
『jimanica×ametsub』はドラムとPC×Keyのユニットなんですが、ドラムのリズムを中心に曲が展開されるのではなく、PC×keyからのコード進行や出音にドラムが絡んでいく即興性の強いユニットですね」

『jimanica×ametsub』の「渚」出演はどのような経緯で決まったのですか?

「渚の風ステージの枠のうちのひとつの出演アーティストを、オーガナイザーが探していたらしいんです。その頃、僕らのデビューライブを予定していたクラブのスタッフがちょうど『ちょっと面白いユニットがいるよ』と推薦してくれたのですが、実そのオーガナイザーは去年行われた別の野外ライブに僕が参加していたときに会場にいて、声をかけようと思っていてくれていたそうなんです。

渚でのステージはどうでしたか?

「僕らはトップバッターだったんですけど、最初はオーディエンスの皆さんも手探りというか、『どんなユニットなんだ?』という雰囲気はあったんですが、終わったときには、たくさんの拍手をもらえて嬉しかったですね。渚自体、僕らが出演させてもらった1日目で1万人くらいのお客さんが入ったと聞いたので、そういうフェスに出演できたことで今後につながっていくと感じました」

d.v.dでの活動はどうですか? 雑誌『STUDIO VOICE』の12月号でも紹介されていて、注目されているようですが。

「STUDIO VOICEは"モーション・グラフィックス"という枠で紹介されていて、音楽という枠じゃないところで評価されるのは、逆にありがたいことですよね。d.v.dは来年1月から2月にかけてヨーロッパでツアーをすることが決まっていて、ベルリン、アムステルダム、ワルシャワを回ります。あと、チューリッヒとロッテルダムも加わるかもしれません」

『d.v.d』や『jimanica×ametsub』のお話を聞いていると、日本より海外の方がウケがいいのかな? という気もするのですが……。

「もちろん、海外からのオファーがあれば海外へ行きますけど、でも東京もそんなに悪くないというか。確かに東京は、リアル感では海外の本場のその「モノ」とは違う、バーチャルな側面がありますけど、そういったある意味「持ってこれる」カルチャーというのが溢れていて、それらがここまで日常にある都市ってほかにないとも思うんですよね。『d.v.d』にしても『jimanica×ametsub』にしてもそういう土壌から生まれてきているので、逆にそれが海外から評価される理由のひとつでもありますね。」

形態も手法もバラバラな3つのバンド・ユニットで活動していて大変じゃないですか?

「でも、3つとも自分が面白いと感じるレーダーには反応しているからやっているわけで、自然に妥協せず取り組むことができるので、大変という感覚はないですよ」

今後の目標などはありますか?

「とにかくもっと忙しくなりたいですね(笑)。今は月に15本くらいLIVEをやっているんですけど、毎日LIVEをやりたいくらいです。『知恵の輪』ももちろん、『d.v.d』も『jimanica×ametsub』も、今以上に活動の場を広げていきたいです。大きなイベントにもどんどん出たいですね」