Second Life

SecondLifeでボクらの生活はどうかわる? 文:Numlock slade...

SecondLifeでボクらの生活はどうかわる?

文:Numlock slade

「第2の人生」という新常識

ネット界ではGoogle、YouTubeの次はSecondLifeというのが新しい常識になりつつあるらしい。 この世界でいったい何が起こっているのか?


SecondLifeってナニ?

米LINDEN LAB社が提供する、3Dバーチャルワールド。参加者は土地を持ったり、3Dのオブジェクトを作って、バーチャル通貨リンデンドルで売買ができる。リンデンドルを現実世界の米ドルに換金できるというのが、参加者を熱狂させている要因のひとつ。会員数は右肩上がりに増えて3月25日現在500万人を突破。パっと見「リネージュ」などのオンラインゲームに似ているが、SecondLifeがゲームなのではなく、SecondLifeの中にゲームもある。ということらしい。ううむ。資料ばかり見ていてはどうも感じがつかめない。とにかくやってみよう!


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文:Numlock slade まずは無料会員になってみよう!! SecondL...

文:Numlock slade

まずは無料会員になってみよう!!
SecondLife(以下SL)でググってみると。 日本語版オフィシャルサイトが出る。
PCに無償のアプリケーションをダウンロードして使うGoogleEarthと似たタイプだ。日本語版のりリースは予定されているが、今はまだない。 でも、英語版をダウンロードしてもSL内は日本語メニューがあったり、フォントを入れれば日本語チャットもできるので安心してくれ。


1.日本語版オフィシャルサイト(http://secondlife.com/world/jp/
まずはここから。日本語版を待たずにすぐやりたい人はオレンジのボタン


2.英語版オフィシャルサイト(http://secure-web7.secondlife.com/
またオレンジのJOIN NOW からアカウント登録画面へ。

3.アカウント名登録
ファーストネームは好きなもの、ラストネームは選択。全部英語で記入し、名前の変更はできないので慎重に。性別、生年月日、メアドなども記入。

4.アバタータイプ選択
最初のアバターを選ぶ。アバターとは「ネット上で使う自分自身の分身」の事。後で変更可能。このアバターのままでは若葉マークを付けているようなものだから早く変身を!

5.個人情報
本名、性別、性別、国、パスワード、などを入力。
無償の会員になるにはベーシックアカウントを選ぼう。

6.ダウンロード
登録が終わったら日本語版オフィシャルサイトに戻り、トップページ左下のダウンロードへ。

7.ログイン
デスクトップ上の手のマークから開始。アバター名とパスワードを入力してログイン。
右上には現在のユーザー数なども表示。PCのスペックが低すぎたり、ファイヤー ウォールにひっかかったりすると入れない場合もある。

8.オリエンテーションアイランド
LINDEN LAB社が用意している、スタート地点。 ここで課題をクリアしながら、SecondlLfeの基本的な操作方法を覚えよう。 ここを抜けたら自由に旅ができるぞ。

9.Map
下のメニューからMapを選んでいろんな所を旅してみよう。行きたい場所の地名を知っていれば検索窓から行きたい場所を探してテレポート!
初めての人はtogenkyoがおすすめ。初心者の日本人向けに人気のスポットへの案内もある。テレポートしたらスタジアムの中を探してみよう。


c2007 Linden Research, Inc.

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文:Numlock slade SecondLife内の雑誌に雑誌KINGが突撃...

文:Numlock slade

SecondLife内の雑誌に雑誌KINGが突撃取材!ロングインタビュー収録。

SecondLifeの中に雑誌があると聞いたKING取材班は、早速その主催者であるLINZOO Ringo氏にコンタクト。SL内の知り合いに紹介してもらい意外にあっさり会えた。
その人はSLではかなりの有名人なのであった。
LINZOO Ringo氏がオーナーをしているClub ASUKAにて、初のチャットでインタビュー!


N: はじめまして。LINZOOさん。SLの中に雑誌があると聞いたのですが、どんなものなのですか?
L: SLの中でしか読むことが出来ない雑誌です。初心者からベテランまでが楽しめる情報雑誌ですよ。
N: なるほど、「SLの中でしか読めない情報雑誌」というのがポイントですね。
L: そうですね。

--この雑誌『SLIDLINER』はSecondLifeの画面中で広げて読むタイプの雑誌なのだ。


N: LINZOOさんのSL暦はどのぐらいなのですか?
L: 9ヶ月半です。
N: へえ、それはすごく長いほうですねぇ!
L: そうですか?
N: ここまで来た時に会った人はみんなもっと短かったですww
L: 私は決して長いとは思ってないのですが、そうかもしれません。
L: 急激に人が増えたので、昔から、いる人は少数派になってしまっていますしね。
N: やはり、最近急激に増えました?
L: ここ2ヶ月あまりの人の増え方は尋常ではないですね。
N: なるほど、住人としてのリアルな感想ですね。でも、9ヶ月でこんなクラブ持ったり、雑誌作ったりするなんてすごいですねえ。
L: なんとなく、必要にかられてといったほうが、いいのかもしれないです。
L: 新しい方へいろいろSLのことを教えるのが趣味の一つみたいなことをずっとやってましたので。
N: 趣味ですか。必要にかられてというのは、絶対的に情報が少なかったということですよね
L: 去年の年末に、年が明けたら、一人一人教えている時間がなくなるのではと。そういう恐れがありまして。ちゃんと、教えて貰ってないと、解らなくてやめてしまったり、ルールを知らなかったために、SL内で喧嘩になったりということが、いっぱい起きるのではと思いました。SLのことが少し解るような本がほしいと思ったのが始めた理由の一つ目です。解らない人に出会ったら雑誌をポンと渡すことができるようにと。
N: へえ。年末というのは、確かテレビ東京のワールドビジネスサテライトで紹介されたタイミングですね。
L: メディアに出始めたころで、SLの中にも、ビジネスを始めたいという人がいっぱい集まってきたころです。


N:今SLIDLINERちょっと見せてもらいました。
N: ビジュアルがいっぱいで非常にわかりやすい!!
L: 私のように、活字が嫌いなひとでも、読めるようにしましたw

N: 僕は始めたばかりで、正直何をしていいのかわからないし、どんなことが起こってるのかもわかるには時間かかりますね
L: そうですね、自由すぎて困りますよね。どんな、遊び方があるのか?SLIDLINERを見るとわかるのです。
N: SLIDLINERを読んでみて、SLの日本人コミュニティーの空気というか、わかりました!
L: ありがとうございます。実は、それが、二つ目の目的なんです。
L: 日本人のコミュニティーが急に増えて、togenkyoから皆、独立していったのです。そこで、全体で、どんな活動をしている人たちがどれぐらいいるのかが解りづらくなりました。新しい人がやってきたときに、全体像を把握できて、自分のやりたいことの選択肢が広がるようにしたかったのです。
N: 想像で話しますが、この世界を常に把握することって結構大変ですよね。
L: それは、不可能ですし、その必要もないでしょう。
L: ただ、「SLとは物をつくるGameなんだ」ってはじめに出会った人に言われれば。「そうなんだ」と思って、それで終わるのは、悲しいでしょ。

--なんとまあ、SLのこと、コミュニティーのことをとても大事にしている。何だかSL=企業の宣伝とか、金儲けできるみたいな印象でいた取材班は軽い衝撃を受けた!


N: LINZOOさんがSLを一言で言うとしたらどう説明されます?
L: タイムマシン!ですかね。
N: ほう!!タイムマシン!
L: 忘れ物を取りに返れるタイムマシン。
N: なるほどおぉぉ!それいい言葉ですね!
L: 第2の人生っていうと、なんかちょっと違いますでしょ?w
L: 平行宇宙なのかな?
N: ううむ、日本語で言っちゃうと、まさに団塊世代のリタイヤ後ですねww


N: それにしてもほんとアバターっていろんなのありますよね。
L: ですねw
L: Web2.0ってすごいですよ。
N: なぜか、いろいろ教えてくれる人は、女性アバターが多いようなんですが・・・・・・。

--いろいろ教えてくれる人に女性アバターが多いというのは、アバターそのものが自分の商品だったり、純粋に美しいものを求めて行ってそこに行き着くらしい。いわゆるネカマではなくて会話はフツーに男性だったりする事が珍しくない。


L: Gameクリエイターがいくらいても、この人たちの力にはおよびませんねw
N: そうですねえ、集合知には太刀打ちできません。
L: 楽しさから、湧き上がってくる発想のエネルギー。
N: 作りたいから作ってるってかんじですもんね
L: そういう点では、この世界には良くいえば、純粋なものがたくさんあります。

--SecondLifeと他のオンラインゲームとの決定的な違いは、主催しているLINDEN LAB社が提供しているのはこの空間のプラットホームであって、この世界を構築している建造物や乗り物、インテリア、ファッション、髪型などなど、すべてのモノはユーザーが作り出したものという事。そしてその著作権はクリエイターに帰属するのだ。しかもリアルマネーと換金できる通貨で、商品として売り出す事が可能なのである。お金の事もそうだが「作ったものは自分のもの」というポイントが、面白いもの作っちゃおうぜ!というモチベーションをドライブさせているのだろう。


N: ちょっと話は変わりますが、SLってかなり手軽に簡単にグローバルな世界に触れられますよね?ネット自体は当然グローバルなんですが、外国人とコミュニケーション取る事はそうは多くないですよね。SLでは当たり前に海外の人とつながるというか、あまりに簡単でびっくりしたんです。
L: ああ、でもMMORPG等のネットゲーをやってた方にとっては、そういったグローバル感はSLも同じですね。たぶん、そういう質問がくるといういのは、オンラインゲーム的世界にSLで初めて触れる方が多いという背景があるってことですよね。

-- MMORPGとは(マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)の略で「多人数同時参加型オンラインRPG」の意味。代表的なものにリネージュや、ファイナルファンタジーXIがある。


N: ボクはまったくそのパターンです。SLのなかで日本人ってどんな風に見られてるんでしょうか?
L: 日本の方は、外国の人と接して困ることが、多いでしょう。ファジーですからね。
L: 逆に日本人は、口うるさい民族だと思われているでしょう。また、決まりごとに、固執するところも、よくないですね。SLで外国の人と触れ合っていると、何を、私たちはこだわってたんだろうって思うことも多いです。
N: ふうむ。面白そうだなあ。

--外国人とまだあまり接触していない取材班にはわからない内容だ。今度自動翻訳チャットのツールを使って話してみよう。


N: SecondLifeで、僕らの生活ってどう変わるんでしょう?
L: ストレス解消が容易になるのかな?w
N: ストレス解消!ww
L: 冗談です。
L: この世界は、企業化できない構造をもっているので。個人事業主みたいな人が、地平線まで続くような感じですかね。ある意味、平坦で、よく言えば平等な世界がくるのかもしれません。そのかわり、大事業もない?
N: ふむふむ。
L: どうなるんだろう。影響なんてあるんですかね?
N: お話聞いてるとweb2.0のわかりやすい具現化という感じもしますね
L: 上手い答えがみつかりません。
N: うん、でもなんとなく感じることができました。
L: 停電が怖い時代になることは、確かですね。
N: そうですねえ。作ったものが無くなっちゃったら悲しいですもんねww。


N: 初心者にマナー的にこれはやめたほうがいいというのがあれば教えてください。
L: 人との付き合いが、原点に戻るかも。
N: ふむふむ。
L: 相手が見えないし、初対面は、絶対に敬語からですしね。Chatは、相手が見えないので、意思疎通がむずかしいです。
N: 何か、礼儀作法が昔に帰るような!
L: Gameの中で出会うのと、街で、知らない人と出会うのって、違うでしょ。SLは、街で知らない人と出会うほうに、近いです。だから、言葉遣いには細心の注意が必要だと。新しい人には、伝えたいです。伝えたいことは、いっぱいありますけど、でも、それがまず大事ですね。
N: ふむふむ。わかりました。先輩!気をつけてSL内を歩き回ってみます!
L: ww
N: 今日は長い時間ありがとうございました。


--とにかく、SecondLifeは久々に見たフロンティアだ。SeconLlifeの世界は日々広がっているし、アプリケーションも進化し続けている。今は企業の進出ばかりが話題に取り上げられるが、新鮮さが無くなると同時に報道の方向性も一旦ネガティブなものに変化していくだろう。しかし500万人以上の人間を魅了している本質は、グローバルで、フラットで、web2.0的な新しいコミュニケーションの可能性にあるのではないか。建築、インテリア、洋服、髪型、アバターのアニメーション、ゲーム。自分で作れなくても、不動産屋、リアルライフのPR、セレクトショップのバイヤー、面白トーク、などなど。SLでブレイクする方法は、やれる事の数だけ存在する。世界に冠たるコンテンツ、文化を輩出している日本人がブレイクしない訳がない。そして現在、英語圏に比べ日本人は少ない。まだまだ未開発だからこそ、まだそれほど大きな差はついていない、自分に合う方法を見つけ出すことが出来れば、今は無名のボクたちがブレイクする可能性は大いにある。日本語版が出る前に試してみてはいかが。


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