日本男子の飲み屋
11月9日
11月に入って、売り上げも下降気味。
みんな、少し焦ってる?
ぼくに言わせれば、今までがマグレ警部です。
大体あえて入りにくい店構えにしたんでしょうがっ?
そんなこんなで今日は内装のお話。
ちまたには『店舗やさん』と呼ばれる内装屋さんがいて、
その名のとおり、店舗の設計や施工を専門としている業者さんなのです。
オマカセすれば、ほぼ問題なく工期どおりに仕事をしてくれるのです。
いろんなノウハウを持っているので、例えば調理場で使う什器なんかの業者も紹介してくれたり。
いたれりつくせりなのです。
ただ……お値段は張るのです。だからオマカセできない。
さらに、ややこしいのが
オカミのうーたんは元々建築の仕事をしていたり、
ぼくのジジくんはその昔土木会社で現場監督をしていたり、
なんだかセミプロ(みたいな)素人がいるばっかりに
「店舗屋のいいようにはさせないぜっ」的な気合みなぎる打ち合わせ。
内装屋さんが出してくる図案をことごとく突っ返し、
最終的に決まった外観が一面の白壁に横に長い木の看板。
そこに「おゝばん」の文字。
興味のある方、こんな感じです……
http://www.suntory.co.jp/gourmet/bar-navi/shop/0445893827/index.html
内装の打ち合わせというと
お店対設計士さん、という図式が順当なのです。
ただ、アムロ。敵はジオンだけではないのです。
おゝばん連邦の中にも
「もう俺の出る幕じゃない」と言いながらも自分の案が却下されると拗ねるオーナー(ジジくん)や
納得できないと一歩も前に進めない職人マインドの板長や
「もう私、あの設計士とは話しないからっ」と半ギレ状態のオカミ etc.
どうやって話をまとめていったらヨイのやら? だったのです。
ありきたりの居酒屋さんにはしたくない。
以前の店にちょっと手を加えただけとも思われたくない。
だけど……お金はない。
8月19日にショット・バーohbanを閉店して、
10月16日のおゝばん開店までの2ヵ月間、
それはまさに戦争だったのです。
複雑すぎる現状。とりあえず、全部白く塗って振り出しに戻したい……外観のみならず。