加賀美 早紀のポエトリーディング

ポエトリーディングって?

いつもクール、というか冷めている、というか、常に“ツン”の加賀美早紀が夜な夜な創作している詩の数々。オフモードですっぴんの彼女が紡ぐ、萌え要素満載(!?)のプライベート劇場。
03.19 .2008

Poem 023

綺麗な鳥
空を見上げた

虹色の羽を持ち
木枝に止まっていた

沢山の鳥が飛んで行く中
その鳥だけ飛ぼうとしない

瞳を閉じて
綺麗な羽はキラキラ輝く

遠い昔
お前は綺麗な羽を持っているから傷付けるなよ
と身体を縛られた

グルグルに巻かれた包帯

いつになってもほどかれる事は無く
そのまま骨は固まってしまった

開けなくなった羽
羽は羽では無くなった

青い空
羽ばたく鳥を見つめていた

目に溜まる涙
光で輝き
空を見上げる綺麗な鳥

wake2 2008年03月20日 05:51

大空を羽ばたく鳥…自由の象徴 かごの中の鳥…束縛をあらわす でもかごの中の鳥って、逃げ出して外へ飛ぶと一人では厳しい自然の中を生きていけない 自由を取るか、それで死を選択するのか!? むずかしいね(・_・;)
外は激しい風が吹いています 胸のハートマークがカワユイです(^o^)/


曇りのち晴れ 2008年03月20日 23:53

飛ぶための羽ではなく、魅せるための羽。
おそらく生きる術が他の鳥とは違ったのでしょう。
いつかその事に気が付いたら、幸せになれるのかもしれません。


編集部 2008年03月29日 02:11

>wake2さん
飛べなくなった鳥に世界はどう映るのでしょう? 憧憬なのか、届かない現実なのか。目に溜まる涙は何を意味するのでしょうね。

>曇りのち晴れさん
魅せるために存在する羽は鳥にとって、不条理なことかもしれませんが、『シーシュポスの神話』のように、不条理を受け入れた瞬間に自分の運命に対抗する自由を手にするのかもしれませんね。


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プロフィール

加賀美 早紀(かがみ さき)

1985年2月26日生まれ。
千葉県出身。A型。女優・モデルとして活躍中の22歳。

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