加賀美 早紀のポエトリーディング

ポエトリーディングって?

いつもクール、というか冷めている、というか、常に“ツン”の加賀美早紀が夜な夜な創作している詩の数々。オフモードですっぴんの彼女が紡ぐ、萌え要素満載(!?)のプライベート劇場。
05.21 .2008

Poem 032

ありのままでいいんだよ
無理して笑う必要はない
いつも友達に見せてる笑顔でいいんだから
その笑顔が君に1番お似合いだよ
僕は知ってるよ
人になれなくて 心開けないこと
本当は明るくて元気いっぱいなのに
どうしてか1歩引いてしまうところ
そんな自分が嫌だよーって言ってるときのその顔
なんだ出来てんじゃん
そのありのままを見せられたらいいよね
無邪気に笑うところ
すっごい輝いてるよ
たまに目につく気分屋なところも
僕には慣れて恋しくさえ思うよ
大丈夫 恐がらなくていいんだよ
ずっと見守っているから
君が大人になる日が来るまで
ずっと見守っているから
君が大人になる日が来るまで
ずっと見守っているから
安心して行ってらっしゃい
「今日すっごい楽しかったよー」って言葉 楽しみにしてるね

05.14 .2008

Poem 031

毎日流れるそれぞれの音は色んな景色に包まれて
混ざり合っていくんだね
重なった2人の想いが大きな音に変えて
たくさんの人を笑顔にさせられるはず
精一杯叫んで胸いっぱい温めあっていく中には
知られないその奥底
疑いもせず微妙に違った音を出すとき
望んでなかったその答えが
少しずつあきらかになってくるよ
それでも私達がこれから見ていく全てのものには
何らかの意味があって
2人の試練となっていくから
目を閉じる前に少し前をみてみようよ
あらゆる自然に心動かせながら
1つ1つ拾い集めて
やがて来るその季節に向けて
大きく深呼吸をしてみよう
君と一緒にいられるのなら
私はまた音を出し続けるから

05.07 .2008

Poem 030

僕の嘘を見抜くトコ
僕の弱さを見抜くトコ
人気ない道真ん中歩く
君のポロシャツ僕の爪
同じ赤色

電話のベル鳴らすいつも通り出ない君
今日はメールも送る
二分後鳴るベル
「どうしたのぉ」って緩い感じ変わらない
あれだけ愛した人ココに無くて
この歌聴いて蘇る
初めて二人で会った日の事

夜中コンビニの前で待ち合わせ
近くまで行くよって僕の家から徒歩5分
3時間も前からソワソワ
何着ていこうか
鏡の前でファッションショー
夜中だし少しラフめにしようかな
髪は綺麗?肌は綺麗?
あと少し
お家出る時間
ドキドキ押さえ付け約束の場所へ
ガードレールに寄りかかる君
全て受け入れてくれるやわらかい笑顔
言葉が出ない僕に
その服かわいいねって言ってくれた

友達も紹介してくれた
趣味で作る指輪もくれた
そして君と同じ場所につける指輪もくれた

僕は君の背中を見るのが好きで
いつもうつ伏せにさせてた
二人で写真を撮った時
ぶすくれ顔で映る写真を見て
「何で幸せじゃない顔してるのぉ」って言われた

幸せな時は笑う大切さを知った

君から得た沢山の生きる方法
今は自分で探せるよ

あの時褒めてくれた服
きられない今もずっと持ってる
無理矢理取った背中の写真
今も机引き出しの中

全て大事な足跡
今は違う人と作る足跡

05.01 .2008

Poem 029

僕の膝にある
小さな痣見て
痣出来てる
哀しげに言った

驚いた

痛さも感じない
気にもしない
これくらい
僕には
当たり前の傷だった

ああ
出来たか

それくらいの事

知らずに出来た
小さな痣に
哀しげな君

驚いた

ただ
驚いた

何故かわからない

小さな痣一つで
哀しげな顔する君を見て

涙が出た

傷は
心につけたらいけないもので

体は
いいと思ってた

僕の膝にある
小さな痣見て
痣出来てる
哀しげに言った

僕は
体の傷で
君の心に
傷をつけた

プロフィール

加賀美 早紀(かがみ さき)

1985年2月26日生まれ。
千葉県出身。A型。女優・モデルとして活躍中の23歳。

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