加賀美 早紀のポエトリーディング

ポエトリーディングって?

いつもクール、というか冷めている、というか、常に“ツン”の加賀美早紀が夜な夜な創作している詩の数々。オフモードですっぴんの彼女が紡ぐ、萌え要素満載(!?)のプライベート劇場。
04.23 .2008

Poem 028

想いが詰まり
泣きたくなる
堪えることも出来ず
泣きたくなる
ただ街中走る車の中で
穏やかな曲を聴くだけで
泣きたくなる
何かわからない
とてつもないものに
心満たされて
泣きたくなる
うまく言葉吐き出せない為に
涙だけ吐き出る
焼けた空
君も見ているかな
伝われこの想い
同じ空見ているのなら
伝われこの想い
同じ空見ているのなら
伝われこの想い
言葉に出来ないこの想い
伝われ伝われ
生きてるよ
同じ空の下
一生懸命生きてるよ

04.17 .2008

Poem 027

今宵貴方は誕生し
人知れず一人
育てる身となった
産まれながら
位置付けをされ
甘える事すら知らず
向かい風に
両手くくられ
根を延ばしてきた
月日が立ち
陽の光当たる頃
眩しさに光を失った
動く術さえ無くし
自ら身近なものを
離れぬようまた
くくり付けた
種を飛ばす時期が来ても
風すら与えさせず
かけがえのない者を
守る為という知識だけ
育てあげてしまった
今宵貴方は誕生し
愛されるべき者となる
光を失ったその目から
沢山の水を流すだろう
腐りかけた土に
栄養を与え
風を吹かしてくれるだろう
幸せという花を
世に咲かせ
輝く笑顔を振り撒いて
貴方は空に戻るでしょう

04.10 .2008

Poem 026

貴方の笑顔が見たい
貴方の心の悦びを見たい
貴方の幸せを見たい

貴方の幸せが私の幸せ

貴方が好きな人と食卓を囲み
貴方が好きな人と旅行をし
貴方が好きな人と愛し合い
貴方が好きな人と生涯を共にし
貴方が幸せな顔をして死ぬ姿が見たい

私は黒い服を着て
貴方の白くなった顔の横に
とびきり綺麗な花を置くでしょう
そして私はオメデトウと言うでしょう

貴方が素直になり
真の幸せ感じる顔を
私に見せて下さいね

04.02 .2008

Poem 025

当たり前に思い傷付けた
何度も気付かず苦しませた日々
最後はいつも優しかった
怒った君を見て泣きじゃくる僕
子供みたいに甘えた僕
苦しみや辛さも全て受け入れてくれる愛情
僕に教えてくれたのは
いつだって力強く厳しい君
君のお嫁さんになりたいと
強く思い神に誓う
もう二度と傷付けないと
君だけが居てくれればそれでいいと
たった一人に愛される事の喜びを
僕に教えてくれたのは
いつだって力強く優しい君

プロフィール

加賀美 早紀(かがみ さき)

1985年2月26日生まれ。
千葉県出身。A型。女優・モデルとして活躍中の23歳。

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