加賀美 早紀のポエトリーディング

ポエトリーディングって?

いつもクール、というか冷めている、というか、常に“ツン”の加賀美早紀が夜な夜な創作している詩の数々。オフモードですっぴんの彼女が紡ぐ、萌え要素満載(!?)のプライベート劇場。
02.27 .2008

Poem 021

小さな巨人
動きをジャマする
僕の姿が飲まれてく
些細な出来事にいつも重ねて
剥がしたいのに剥がれない
嘘つきな小さな巨人
僕をジャマする
逃げても掴んで放さない
僕の根っこを掴んでる
まるで長い鎖が付いてるかのよう
自由に動き回れるのに
あと一歩の所へ行かせてくれない
冷たい鎖の痕が
僕に傷を付けていく
小さな巨人
向き合えば笑顔で
優しく包む大きな手が
心の痣をさする

02.20 .2008

Poem 020

中目黒-目黒-代官山-渋谷-原宿-表参道-青山-西麻布-六本木-渋谷
歩いた
ただひたすら歩いた

ヒールのサンダルで歩いた
長年履いてるサンダルで歩いた

6時間近く歩いた
ただひたすら歩いた

悲しい時こそ
辛い時こそ
ただひたすら歩くの

最初は
下見て歩いてグズグズで
泣きながら歩いたって

そのうち上見て歩いているよ

だってね
真っ暗だった空が
段々明るくなってくの
そしたら自然と
“明るくなってきた”

そう上見て歩いてる

悲しい時
寂しい時
悔しい時
グズグズな時には
たくさん歩け

スッキリするから

どうでもいいやって
思えてくるから

朝になればこんな感じさ

02.13 .2008

Poem 019

いつまでもいれないよ
ねぇ 大丈夫?
あれから10年たった今も
まだ行けないんだね
恐いよ どっか行っちゃいそうで
追いつきたいよ
隣にいたいよ
どんどん遠くなっていく後姿
周りがかげる時間になると
クマのキーホルダー握りしめて
一人のカギあたためる
あさって帰るからねって言葉
まだ待てばいい?
ねぇ 聞かせてよ
こんな今もまだ不安で
ただ生きていてねって
それだけしかなくて
子供は元気?
ちゃんと食べてる?
内緒なんでしょ
知ってるよ
本当最低なんだよ
君と最後に会ったのはいつだっけ
もう忘れちゃったよ
ほら 僕、忘れっぽいから
君の温度なんて覚えてないよ
そんなのとっくに忘れたよ
さーて寝よ寝よ
ほいじゃおやすみ。

あれ
今夜は少し冷えるね

02.06 .2008

Poem 018

背の高い子が歩く
僕は何度も振り返る
背の低い子が歩く
僕は時々振り返る
必ず出会う人達
目が合う度慌て逃げだす
お願い追い掛けないで
私待ってるからずっと
君が来なきゃ始まらないから
箱の中入ると出会わない
蓋開けて覗くとウロウロ
お願い追い掛けないで
私走るからちゃんと
君に慣れてなくて本当焦る
昔は待ちくたびれていたのに
今じゃ追い掛けられて休めやしない
動く限り変わらないこの関係
僕がいなくなっても
君は誰かを追い掛ける
そしてまた追い抜き
そしてまた別の誰かを
君は止まらない
ずっと進み続ける

プロフィール

加賀美 早紀(かがみ さき)

1985年2月26日生まれ。
千葉県出身。A型。女優・モデルとして活躍中の23歳。

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