加賀美 早紀のポエトリーディング

ポエトリーディングって?

いつもクール、というか冷めている、というか、常に“ツン”の加賀美早紀が夜な夜な創作している詩の数々。オフモードですっぴんの彼女が紡ぐ、萌え要素満載(!?)のプライベート劇場。
06.25 .2008

Poem 037

いつものような
いつものような
笑いあえて
今泣いてる日々
好きな人に会いに行く
別れた後で
家に会いに行く
君いない部屋
お風呂場はブルーで
別の子の荷物置いてある
何度も会いに行き
まだある僕の机の下隠れる
居ること気付いていない君
飛び出た椅子押し込めてくる
泣きながら出る僕
君が好きで
大好きで
一緒にいられないとわかっていても
息が吸えない程大好きで
今君は夢に向かう
僕がいない方がイイって事もわかってる
白い服
優しい顔で
泣いてる僕をなだめてる
君が引っ越すと彼女に聞いた
夢の為に出て行く事聞いた

目覚めた僕
久しぶりの君の夢
不思議な想い
温かいような冷たいような
不思議な想い

今日は雨
水溜まりに見える
君の顔

06.18 .2008

Poem 036

昔の思い出今も続く
走る車隣の君は決まって外を見る
君を違う空気が囲う感覚
いつも感じてた
歩く街二人並べず
手を繋ぐ事を拒む君
踏み込めない一線
何を守っているのか
僕にはわからない
ただ君がいてくれるだけで
優しい気持ちになれる事
ただそれが幸せだという事
君は僕の事いくつ知っているんだろう
何回誕生日を聞いてきただろう
何気無い会話で泣かせた日
君の秘密に触れたしまった日
初めて見たいつも強い君の涙
予想もしない出来事
知らないでいたのは僕の方だった
僕の感じる不安はそのまま
君の不安にさせていた事
ずっと闘っていたんだね
君の持つ心の人に向かい合って
それでも僕といてくれたんだね
ただ君がいてくれるだけで
優しい気持ちになれる事
ただそれだけで幸せだという事
ずっと大切な僕の恋人

06.11 .2008

Poem 035

この青くすっきりとした空 見上げてごらん
ほら 手にとりたくなるでしょう
まるい地球に何億といる人の中から
偶然出会えたキセキ
必然と思える一瞬に 思わずボクは目をそらした
茶色いやわらかい髪がそよ風になびいて
あったかいねって鳥たちの声が聞こえたよ
何気ない毎日だけど
君といられるそんな日が
ボクはとても幸せ
未来を映す空が光る

06.04 .2008

Poem 034

『好き』が
もう入らない
はちきれそうで心が痛い
恋なんてものじゃない
久しぶりに会う約束
蘇る記憶

二人精一杯生きていた
強い風に飛ばされぬよう
手を繋ぎ足を踏ん張り
一歩一歩進んできた
徐徐に狂い出す歯車に
離された手
別々の道を行く二人

三年の時が流れる
知らぬ人と生きる時も
忘れた事はなかった

慌ただしく過ぎる日々の中
逢いに来てくれた家
その日はとても寒い雨がありました

君を愛していました
とても愛していました
届いていますか
私の想い
今もずっと
愛しています

手を繋ぎ歩いた静かな街
高い壁に跳び登り
上から差し出す大きな手
繋がれる手
軽々持ち上げる君の腕に
ただしがみつくだけでした

思い出せば限りない
別れの日
布団に潜り込み
声を殺し泣きました
とめどなく流れる涙を
抑えることは出来ませんでした

君と生きたい
そう願い続ける
また出会えた二人に
希望の花を咲かせて下さい

05.28 .2008

Poem 033

一度離れた心も
運命には逆らえず
再び不思議と出会う
立ち寄ったお店で
可愛い洋服見つけた君とか
こうして僕の日記を見ている君とか
出会いはいつだって偶然なんだ
その偶然も
全てがきっと運命で
必然だったのかもしれない
だから
感謝しなくちゃいけないね
僕は
君を見た事はないけど
僕を見てくれている事は知っている
だから
寂しくないよ
だから
僕は続けるよ
何があっても大丈夫
君が
見ていると
知っているから

プロフィール

加賀美 早紀(かがみ さき)

1985年2月26日生まれ。
千葉県出身。A型。女優・モデルとして活躍中の23歳。

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