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「不都合な真実」

「不都合な真実」を観ました。
アル・ゴア元米副大統領が作った、地球温暖化を訴えるドキュメンタリー映画。

彼が行っている講演会の様子と、彼が地球温暖化に興味を持ち始めたきっかけ、この後の運動を現在の地球の映像とを合わせて写した映画なんですけれど、
とにかく衝撃的です!
地球は、50年、いやもっと短い間に消滅してしまうのではないだろうかと本当に思いました。

まず、なにが衝撃だったかというと、
氷河が溶けていく様子。
アル・ゴア氏が見せたのは、
北極の氷が轟音を立てながら崩れ落ちていく様子や、
氷山が数年で雪の無い山に変わっていく様子でした。

氷ってじわじわ無くなっていくわけじゃなく、
ある一定の温度(通常0℃)になると、一気に水へ変わりだすんですって。
だから、あるとき、一気に氷山がなくなったりするそうです。

すると、どうなるのか。
フロリダ、NY、オランダなどの沿岸部や、海抜の低い島々が水の下に沈むことに…。
日本の埋め立て地域だって、きっと危ないはず。
って言うことは、東京だってあと何年かしたら地形が変わってるかもしれないってことですよね…。

アル・ゴア氏によると、1億人(ごめんなさい、ちょっと定かじゃないです><)ほどの避難民が世界中にあふれる恐れがあるそうです。
こんな未来は、ずっと先の夢物語じゃないんですよ!
いつ、その時が来てもおかしくない状態なんです!

あとは、温暖化による異常気象。
地球の温度、特に海面の温度が上がると、上昇気流が起こりやすくなるそうです。
そうすると、大きな嵐が起こりやすい。
最近、日本の台風にしても、アメリカのハリケーンにしても
嵐による被害が大きくなってますよね。
今後ますます、その被害は大きく、そして頻繁になっていくそうです。

さらに、温暖化が起こると、砂漠化も同時に起こるそうですよ!
嵐が増えるのに不思議だなぁと思ったんですけれど、
これは、いたって単純なことのようです。

地球上の水分量って一定ですよね。
嵐が起きる、つまり大きな雲が出来るときは、大量の水分が必要になります。
その時奪われているのが、陸地と海、両方の水分。
もちろん、メインは海水から出来ているようなのですが、そのエネルギーにつられて、相当量の水分が大陸から奪われているようです。
これによって、アフリカの川は干上がってしまったとか。
内戦の深刻化にも影響を与えているようです。

ほかには、気温の上昇によって、病原菌の媒介をする蚊のような虫の活動範囲が広がったことなどもあげられるそうです。
今までにない病気が出来たり、今まであった病気も今まで以上にはやったりしてしまうそうです。
現に、少なくとも300もの病原菌が新たに見つかっているそうです。

ちょっと観ただけでも、地球温暖化の深刻さは、痛いほど伝わりました。
私たちがこのまま何もしなければ、このような状態は悪化しる一方ですよね。
なにかしなきゃ。
でも何が出来るんだろう。

地球温暖化は本当に身近な問題です。

今日の1エコ:「不都合な真実」を見た
今日の1発見:この映画、風力と水力を利用した発電によって上映されているようです。
努力しだいで、どうとでも環境を守ることは出来る?
今は、ちょっとお金がかかってしまっても、将来的な資源、資産のことを考えると、エコ意識しなきゃなぁ。

ぜひ、興味があったら、「不都合な真実」を観てください!!

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2007年02月15日 20:55

コメント(9)

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コメント

歌原奈緒 2007年03月01日 09:54

みなさん、コメント本当にありがとうございました!!
皆さんのコメントを見ても、地球が今危機の状態にあって、何か行動を起こさなきゃいけない時だなぁって強く感じました。
小さなことからがんばります!
そして、エコブログ書き続けます!!

隣組のゴア 2007年02月28日 12:39

>NTさん
「緊急メッセージ」はIPCCの報告書採択の直後に出たんですね。この報告書、かなり衝撃的な内容だったようですね。なるほど、仰る意味、わかりました。
それにしてもこの「緊急メッセージ」、何でこんなに地味なんだろう。

NT 2007年02月24日 08:33

>隣組のゴアさん
一般的にはまだそこまで認識されていないのではないか、と思っています。
だからこそ、ひとりひとりの意識を高め、そしてそれだけではなく、きちんと意思表示していくことが重要なのではないかと思いました。
個人レベルでできることも少なくないし、一番の基本だと思いますが、ここでも紹介されているエコサイクルやエコスクールなど、行政を動かしていくべきものもあります。
映画の終わりに、我々のすべき事が次々に出てきましたけど、「環境問題に取り組んでくれる人に投票しよう」というのがあったと思います。私もそんなことを申し上げたつもりでした。
ただ、「現状はともかく厳しいのだ」ということであれば、それはその通りなんだろうと思います。
昨日、「気候の安定化に向けて直ちに行動を! ―科学者からの国民への緊急メッセージ― 」なるものが2月2日付けで出ていたことを発見しました。私は全く知りませんでした。皆さん、ご存知でしたか?http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/message.html


M.N. 2007年02月21日 19:11

今日「不都合な真実」六本木ヒルズで見てきました。
 水曜日はレディース・デイのため女性は1000円で映画をみることができます。いつも安い水曜日の昼にいくのですが、大抵女性ばかりですいています。
 けれども今日は、先週末安部総理大臣が奥様とこの映画をご覧になったという報道があったためか、背広姿の男性も目立ちました。
 見終わって、やっぱりショックでしたね。私達のかけがいのない地球が、あと50年でどんな姿になってしまうのか。それをくい止めるために、何をしなくてはいけないのか、考えさせられました。
 この重いテーマを、私達のできる小さな事から進めていきましょう。
 奈緒さんの提唱するエコ、期待しています。

隣組のゴア 2007年02月21日 18:52

失礼します。
温暖化は「非線形(ノン・リニア)」のプロセスだ、という少し難しい言葉が出てきました。
例えば、前の10年で二酸化炭素濃度が1割上がった(×1.1)からといって、次の10年も1.1倍になるわけではなく、もしかしたら1.1の2乗倍になるかもしれない、といった意味だろうと思います。自然界ではものごとが指数関数的に(つまり加速度的に)変動することがままあります。
また、長い準備期間があってその間はほとんど変化がないけど、全ての準備が整うと、何かのきっかけで、過去からの連続としては捉えられないような、突然の大変化にみまわれることがあります。
このような性質を持つ「非線形(ノン・リニア)」のプロセスは、私たちが大したこと無いと高をくくっているうちにどんどん進むので、大変恐ろしいと言えます。
>NTさん
それでも「そこにある危機」とは認識されておられないのでしょうか。

黒潮 2007年02月19日 22:20

北大西洋で冷やされた海水が深海へ沈み込む力が全ての海流を動かしているそうです。北極が暖かくなったら黒潮も止まってしまうかも。
栄養豊富な深海流が大陸にぶつかって湧き上がるところにプランクトンが生じ、オキアミが大量発生し、魚が集まり、鯨もやってくる。
海流が止まったら何が起こるのか想像もできない。

NT 2007年02月19日 00:14

今日みてきました☆
雨降りで暖冬にしては寒い日。割引は先週まで。でも、満員で、前から3列目の一番右の席でした。
温暖化はまだ「そこにある危機」とはあまり認識されていません。台風や竜巻にさえあたらなければ、冬暖かいと楽だし、銀座や新橋で毎夜ねずみ君たちが大暴れしても、その位は我慢してもらえばいい。
加えて、エコには先端技術の開発を要する、金がかかる、コストがかかる、節約を強いられる、めんどくさい、その上難しい。
ゴアさんのように、余程しっかりしたイニシアティブがないとものごと進まない、というのは決してアメリカの話だけではないと改めて認識させられました。うちの国の政治家さんたちは一体何人みたんだろう。

長久手イチロー 2007年02月18日 00:03

不都合な真実というタイトル。最初に聞いたときから変な感じがした。真実なんてひとつしかなく、都合が良いか悪いかなんてそれぞれの立場になればどちらにもなりうるものだ。一方の見方で不都合と決め付けるのは甚だ乱暴すぎる。では何故、それでも不都合と付けたのか?全世界の人間にとって現在の地球が抱える真実は、等しく、不都合だからだ。つまり、地球に住むもの全員が未来の環境破壊という問題に直面しているのだ。これには例外はない。一方しかないのだ。
アル・ゴアの事はよく知らない。ブッシュに負けた人って事ぐらいだ。しかしアメリカの政治家だ。そんな彼が動くぐらいだからかなり事態が切迫してるのは容易にわかる。京都議定書とかそんなのは国家間の話し合いでで何とかしてもらおう。僕らにできる事。あなたの隣で眠る、公園の砂場で遊ぶ、机に向かって学ぶ子供たちに目を向けてほしい。自分のためだけでなく、彼らのために大人たちがすべき事が見えてくるはずだ。

金澤 2007年02月17日 23:25

大切な人のことを思うと、こういう事実とも向き合ってなんとかしていこうって気になるよねえ。みんなもきっと同じ気持だと思う。今「不都合な真実」の本読んでいろいろ記憶している。映画も時間を作って絶対に観にいこうと思ってる。結構みんな観ているようだね。先週の日曜は六本木チケット完売で観れなかった。

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