“社長がいちばん働きマン”とは?

週刊モーニングの人気連載で連続ドラマにもなっている『働きマン』から、「週刊JIDAI」編集部の女性編集者・松方弘子がKINGに出張取材を敢行!
狙うは、KINGに登場する各界の社長さんたち!
“男スイッチ”が入った松方弘子はどんなネタを掴んでくるのか!?

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取材・文 / 方南ぐみ
撮影   / タネイチ

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「好きなようにやらせろ!」って
暴動起こすくらいのヤツにやらせたいね

すべてとは言わないまでも、たいていの若い男というのは、悶々とした日々を過ごしている。男前豆腐店社長の伊藤信吾氏の場合、「小学6年生のとき、受験に失敗してからずっと」というから筋金入りだ。

「それで、中学終わりのころからバンドを組んで、曲を作ったりするわけですけど、途中で他のメンバーと衝突して最後はひとりになっているというのがパターンでした」

これといって人より秀でたものは持っていないけれど、自己顕示欲とプライドだけは高くて、人にバカにされると耳が真っ赤になるほどイラついてしまうような性格。テキトーに妥協しておとなしくしていろというのが最初から無理な人なのだ。


大学では就職活動をいっさいせず、知り合いのツテをたどってシンガポールのフカヒレを扱う貿易会社に就職。

1年で会社が倒産すると、今度はマグロの買い付けを覚えるために築地の市場でアルバイトをはじめる。

「そのころには、食いもんの仕事って面白いなくらいの方向性は見えていました。決してきれいな仕事ではないけれど、まずいものはどうやったって売れない代わりに、うまいもんは売り方さえ間違わなければ絶対売れる。そこに、僕みたいな人間でも自己表現をするだけの何かがあると感じたんです」


だが、築地の仕事も1年と続かなかった。長年、仲違いをしていた父と和解したことがきっかけで、父の経営する豆腐会社に転職することになったのだ。

「とはいえ、豆腐には、フカヒレやマグロほどには魅力を感じませんでした。営業マンとして取引先のスーパーをまわっても、話題になるのは味じゃなくて、値段のことだけ。どれだけ商品の説明をしても、『いくらまで下げられるの?』って言われて話が終わってしまうんです」

男前グッズももりだくさん!

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