あいまいな民族性
カテゴリ:いらっしゃいませ!
都内某線に設置されている喫煙所です。
今、駅のホームでは喫煙所以外で煙草を吸っている人は
あまり見かけなくなりましたね。
喫煙マナーが向上しているのだと思います。
しかし、他方で、ゴミを捨てていくマナーの悪い方も
増えているようです。
見ていてなんだか悲しくなってしまいました。
写真の光景を見て、数年前、雑誌か本かネットか何かで
日本人の特徴を紹介する外国の実験ネタを思い出しました
(最近、脳みその忘却スピードが速くて困ります)。
「5人の日本人が赤信号の横断歩道の前で待っています。
さて、何人が赤信号を無視して渡ると、全員が同じ行動を取るでしょう?」
答えは一人。
1. 誰か一人が赤信号を渡る
2.「先に渡った人がいるから私も」と一人渡る
3.「渡る人の方が多くなるなら私も」とさらに一人が渡る。
4.「半分以上が渡ったら私も」とさらに一人が渡る。
5.「ここにいる全員が渡るなら私も」と最後の一人が渡る。
確かこんな感じの内容でした。
(間違ってたらスミマセン)
おそらく、喫煙スペースのゴミも
同じような経緯で増えていったんだと思います。
主張しない日本人。あいまいな日本人。
ネガティブに、時に自虐的に捉えられる日本人の特性ですが、
別の見方をすれば、周囲への気配りができ、強者弱者の別なく
みんながひとつ所にいられる場を作ることができる、
そんな民族性だと思います。
だからこそ、余計に悲しくなってしまいました。
K
2007年06月07日 16:27